2014年2月26日水曜日

定時制高校の授業はどんな感じか

10年前の話になるが、実際の定時制高校の授業風景を思い出すと、、意外と普通だ。

定時制高校の学生は、下から現役世代の16歳、そこからやり直し組の若者が続き、社会人経験豊富な20代後半、30代前半の人、特異な例では若い頃様々な理由で学校へ行かれなかった60代の人もいた。

年代が違う高校生でも気の合うグループでまとまるのは全日制の高校に通う現役世代と同様。

おとなしい子グループから、悪ガキ?グループ、社会人出戻りグループ(自分もこれに属す)など、で分かれていたが、素行の悪い学生が数人で騒いでも、やる気のある社会人グループはやんわりと、かつ大人の力をちらつかせながら(得てして社会人出戻りグループの学生は元やんちゃだった場合が多い)強制的に静かにさせることができる。

普通の全日制高校では手に負えない様な学生でも3秒あれば大人しく出来るので、そういった面ではむしろ定時制の方がまとまりがあるかも知れない。時間とお金の大切さ、働きながら学ぶ事の大変さを知っている社会人出戻り組の学生は、貴重な時間が騒いで潰されるのを黙っているはずは無く、邪魔する者には容赦ない。

席も自由に座っていい場合が多いので、我々社会人出戻りグループはいつも教室の最前列に居座り、始めから終りまで先生を質問攻め、出汁まで搾り取るような授業スタイルで望んでいた。

この辺はその時にどういう学生が集まるか、社会人グループがある程度集まれば彼らが規範になり、クラスを引っ張るかも知れないし、そういうタイプがいなければ違った形になるかも知れない。

余談になるが、社会人グループは車を持っているのはもちろん、サーフィンやスノーボード、遊び方も現役世代の学生とは全く異なるので雑談も盛り上がっていた。
















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定時制高校の勉強で学力は付くか

定時制高校のカリキュラムは学校によって異なる。

学校のWEBサイトに詳細なカリキュラムが掲載されていることはまれで、実際には入ってみないと分からないというのが現状だ。

実際の授業でも教師の裁量によるところが大きく、在籍する学生の学力に応じて最大公約数的な授業になるのが現実的な所だろう。

全日制の高校と定時制の高校でどれだけ授業レベルに違いがあるのか、学力に違いが出るのかやる気のある学生は気になるに違いないが、実際に入学した経験から言うと、残念ながらかなりの差がある(定時制高校の方が難易度の低い学習)と言わざるを得ない。

だからと言って中学生レベルの授業かと言えばそうでもなく、全日制のカリキュラムに準ずる学習指導内容になっている。もう少し具体的にいうと例えば数学なら全日制の授業が卒業までに数学2Bまで進む場合でも、定時制の場合は数学1で終わることが多い。

全日制が応用問題まで取り組むのに対し、現実的に定時制は基礎問題で終わってしまうのがほとんどなのではないだろうか。

では定時制高校の勉強で学力が付くかどうかという問題だが、生徒のやる気次第でいくらでも学力を伸ばせるのは定時制高校のメリットだろう。

授業の内容がもの足りないなら先生に相談し、個別に進めて貰えば良い。例えば数学なら授業では数学1Aでも、4年間の間に、いや、自分のやる気次第手で2年間の間に数学3まで進むことも出来る。

やる気のある学生に対しては、ベテラン教員がいくらでも柔軟に対応してくれるだろう。
















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定時制高校はどうやって通うか

定時制高校にどうやって通うかは比較的自由だ。

徒歩や自転車、公共交通機構はもちろん、免許があればバイク、車で通ってもよい。

実際に私も18歳になるまでは400ccのバイクで通い、車の免許を取ってからは車で通うようになった。

働きながら定時制高校に通う場合、業務終了後、大急ぎで学校に向かう形になるので、フットワークの軽いバイクや車通学が便利だろう。
















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2014年2月24日月曜日

定時制高校はどんな先生が教えているか

定時制高校で教えている先生は良くも悪くも多少個性的な先生が多い様な気がする。

志があって、なんらかの理由で全日制の高校に通えなかった学生を支援したいと考えている先生。全日制の制度では学生に対する支援に限界を感じて、より幅広く柔軟に学生と接すること価値を見出した先生。

もしかしたら辞令でやむを得ず定時制の先生になった先生。

どこにでもいるいい先生もいいるし、どこにでもいるやる気のない最悪な先生もいる。

定時制の教員生活が長い先生はこれまでに様々な形で入学、卒業、もしくは退学していった学生を見ているので、学校生活の不安だけでなく、これからのことについても積極的に相談してみよう。

定時制高校に通う意義は、卒業後してからの5年間の未来が見えているかどうかが肝心だ。
















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定時制高校はどんな学生に向いているか

定時制高校に向いているのは、とにかくやる気のある学生だ。

自分が定時制高校に入って学び直した経験から、入学時の学力や年齢は全く関係ないと言える。定時制高校の授業は夕方18時前後から21時前後までであることが一般的だが、生徒のやる気さえあれば、マンツーマンで居残り授業に応じてくれる先生も多い。

授業のペースが速くてついて行けないと感じたら、それを先生に相談すれば学生に応じたフォローを入れてくれるだろう。

逆に授業のペースが遅く感じたなら、もっと発展的な学習や課題を出して貰えるよう、先生に相談すればよい。別の章で述べるが、定時制高校の先生は経験豊富な先生であることが多いので、個別指導にも柔軟に応じてくれる。

定時制高校に入って何がしたいのか、そして卒業後の進学や働き方にどこまでビジョンが見いだせているかが有意義な高校生活かどうかの分かれ目だ。
















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定時制高校はどんな学生が通っているか

定時制高校に通っている学生をタイプ別に分類すると以下のような形になる。

普通の高校生:40%

不登校だった学生:30%

いわゆる不良:15%

社会人のやり直し組:10%

語学留学目的の外国人:5%

もし、自分が定時制高校へ通うことを検討しているのなら、社会人のやり直し組や語学留学目的の学生とは積極的に繋がりをもっておきたい。社会人経験を積んだ状態で定時制高校へ学び直しに戻ってきた学生は、学力的には現役世代に劣るかも知れないが、その他の分野ではストレートに進学してきた16歳の学生と比べ物にならない経験を積んでいる。

社会に出て、働いてみた感想や現在の彼らの暮らしぶり、遊び方など、参考や教訓になることも多いだろう。

また、ときどき見かけるのが語学留学目的で定時制高校に通っている外国人。定時制高校に通う外国人は日本語を問題なく話す人が多いので彼らと関わることで外国の文化や語学の勉強にもなるだろう。
















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定時制高校に通うデメリット

定時制高校を卒業して感じるのは定時制高校に通う上でのデメリットは殆どない。本人の取り組み次第でいくらでも有意義な時間にすることが出来る。

定時制高校に通うデメリット

・本人の取り組み次第だが、全日制の高校の方が学力を伸ばし易い。

・いわゆる普通でない学生が通う学校の為、素行の悪い学生の割合も多い。自分をしっかり持っていないと人に流され一緒に遊んでしまう場合も。

・学校の友達ができにくい。また人数も全日制に通うよりは格段に少なくなる
















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2014年2月23日日曜日

定時制高校に通うメリット

全日制の高校の代わりとして定時制高校に通うのであれば、メリットは無いと言っても過言ではないだろう。

全日制高校に通える環境、状況であるのなら全日制に通う方が間違いなくおすすめだ。学校生活で得ること、友人とのつながり、教育内容のどれをとっても定時制を上回っている。

定時制高校は様々な理由で進学をあきらめ、高校へ進まなかった人が再チャレンジ出来る場所。何歳で高校に入り直してもやる気になった時がその人のタイミングだ。もちろん、なるべく若い時にやりなおした方が記憶力や頭の回転が良い為、その後の進学や再就職での成功率が向上する。

人が行っているから学校に行く、人に言われたから学校に行くのではなく、その後の人生の選択肢を増やすため、自ら学ぶ意義を見出した人が自ら決意し働きながら通うのが定時制高校だ。

もし全日制高校か、定時制高校か、または働くだけなのか一定の制約のもとで業務をこなし、働きながら定時制高校へ通うのか迷っている場合、”どちらの選択肢が未来の選択肢を増やすのか?”を一つの評価軸に加えて欲しい。

定時制高校に通うメリット

・働きながら学ぶ事が出来る。会社の理解が得られる場合、通い易い環境を整えてくれるケースもある。その場合は卒業後に仕事の成果で恩を返そう。

・社会人経験の豊かな友人が出来る。全日制高校と違い、生徒の中には自分と同じく回り道をして学び直す決意を固めた者がいるだろう。そういう人は普段の生活や、授業に臨む姿勢も他の生徒と異なるはずだ。お互いを高め合えれるような友人を探してみよう。

・社会人経験を得て定時制高校に入った場合、業務で得た仕事のスキルを学生生活に活かすことができる。進捗管理やタスク管理、課題管理やToDo管理など、社会人として学んだ仕事のスキルを学業に活かせば普通の学生よりもはるかに高い学習効果を得られるはずだ。

・高校卒業資格が通信制高校よりも得やすい。単位を重視する通信制高校よりも学びの姿勢や出席日数を重要視するのが定時制高校だ。ただし、これからの時代に高校卒業の学歴だけを得るため定時制を卒業しても、得られるものは限られているだろう。

・高校在学中は何歳でも高校生になるので学割が受けられる。














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2014年2月22日土曜日

目次

定時制高校に関することを自身の経験からまとめています。














定時制高校と通信制高校の違いとは

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